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TEXTとSTORYに埋もれて::あと1018日目は「幻影師アイゼンハイム」
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MENURNDNEXT
2009-05-21 23:58:35
あと1018日目は「幻影師アイゼンハイム」
エドワード・ノートン主演『幻影師アイゼンハイム』
Illusionist.jpg

ニコニコ動画に投稿されていた本作字幕版を見つけ、深夜眠い目をこすりながら鑑賞。
陪審員制度スタートをネタに、『十二人の怒れる男』や『12人の優しい日本人』の映画レビューを書こうと、登録しているDVDレンタルサービスや映画サイトをまわっていたところ、ニコニコ動画に投稿された本作へのリンクブログを見つけ、そのまま最後まで観入ってしまった。

■原作の脚色と、ポール・ジアマッティの好演が光る佳作

本作『幻影師アイゼンハイム』の原作は、ピューリッツァー賞作家・ミルハウザーの短編小説集『バーナム博物館』に収められた『幻影師、アイゼンハイム(原題:The Illusionist)』。
だが原作といっても、登場人物名と19世紀ウィーンという舞台、主人公アイゼンハイムの奇術ショーの数々のみを材料に大胆にアレンジされた別作品になっている。

そもそもミルハウザーには懐古主義で幻想・博覧気質の強いマニアックな作品が多く、原作も同様、アイゼンハイムが繰り出す奇術のみが幻想的に淡々と描かれている。
映画の中核となる階級社会を背景に繰り広げられる人物模様とラブストーリーは、監督・脚本のニール・バーガーの手によるものだ。

宝塚でもお馴染みのミュージカル『エリザベート』ファンの方には是非観て欲しいところだが、美貌の令嬢を王妃に迎え入れてハンガリー民衆の支持を得ようとする政略結婚や、王に反旗を翻した皇太子の悲しい顛末など、19世紀ウィーンの物語に造詣のある方には思わずニヤリとさせられる設定がチラホラ登場する。

同じ19世紀の奇術師をテーマにしたクリストファー・ノーラン監督作品『プレステージ』が奇術師同士の対決とトリック解明に焦点を当てていたのに対し、本作では奇術のトリックはほとんど明かされることはない。奇術師が提示する“幻想”のタネはただ想像するのみであるべき、というポリシーが通されているのが、鑑賞後の余韻とすがすがしさを生み出しているように感じた。
原作とは異なる物語だが、ニール・バーガーのセンスが光る良作に仕上がっている。

トリック解明や二転三転のサプライズを期待していると肩透かしをくらうのであろう、後からニコニコ動画視聴者のコメントを眺めると作品の評価が大きく二分しているのが見て取れる。
そんな中、評価が一致していたのが、アイゼンハイムと皇太子に挟まれて葛藤する警部を演じたポール・ジアマッティの名演。
アイゼンハイムを演じたエドワード・ノートンのシリアスな演技と数々のイリュージョン(指先をつかったマジックをかなり練習した?)も見ものだが、本作の要所要所がポール・ジアマッティの演技によって支えられていることは間違いない。



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