2009-06-05 17:43:50
あと1005日目は「プラダを着た悪魔」で就活コラム
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プラダを着た悪魔
★働く上での“大切な何か”
アン・ハサウェイ演じる主人公アンディは、ジャーナリストになることを夢見る、どこか垢抜けない高学歴の文系女子。それが、「まずは生活を成り立たせなきゃ」と、よりによって一流ファッション誌の編集長アシスタント職の面接を受けるところから物語は始まる。
業界のカリスマ編集長の下で働くという、オシャレに目がない女性なら誰もが羨む“憧れの職場”も、ファッション音痴の彼女には雑誌編集を学ぶためのステップアップの場としか映っていない。
彼女のファッションに対する無頓着ぶりに、周囲のスタッフたちは眉をひそめるばかり。
■彼女は何故、“未経験入社”できたのか。
ただでさえ“即戦力スキル”が求められる過酷な仕事と、「悪魔」と揶揄される鬼編集長からの無茶な要求に振り回され、連日のように愚痴をこぼすアンディ。
物語の中盤で編集長がこぼすアンディ採用の理由は、皮肉まじりのためかそれほど響いて聞こえないものの、憧れと上辺だけの薄っぺらな気持ちでは大きな仕事を続けることができない現実 を示唆している。
気持ちが折れて「私は頑張っているのに」と泣きついてきた彼女に対して、ファッションディレクターを任されている別部署の上司が言い聞かせた言葉に、是非とも耳を傾けて欲しい。
「どこで働くか、ではなく、誰と働くか」 とは、求人広告でしばしば語られるコピーであるが、更には、「どのようにして働くか」 ――。
ご都合主義のややありがちなサクセスストーリーながら、単なるガーリッシュなファッション映画や恋物語だけで終わらない、「就活映画」としての本作の見どころがここにある。
■“プロフェッショナル”とは何か。
名優メリル・ストリープ演じる編集長ミランダの、傍若無人な振る舞いに隠された、仕事と職場のポジションに対する真摯な姿勢。
前述のファッションディレクター ナイジェルの、気取らないたたずまいと、編集長の右腕として活躍する仕事ぶりとスピリット。
編集長の第1秘書を務めるエミリーもまた、憧れの仕事で奮闘する姿をさらけ出している。
主人公アンディは、彼女ら彼らの“プロの仕事”に揉まれ、時折垣間見せる人間性に触れながら、キャリアアップの道へと歩みを進めていく。
「恋(プライベート)か仕事か」「自分はどうありたいのか」
と葛藤するアンディに、就活や入社1年目で戸惑い想い悩む自分の姿を重ねる方も多いのではないだろうか。
最終的にアンディが選択する道はともあれ(その決断を下した直後の行動はいただけないが)、ファッションに興味のない方にも観ていただきたい、就活者必見のムービーであることは間違いない。
※本エントリーは、某人材紹介サイトで2007年に連載していた映画コラムを一部改変したものです。
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→あと1006日目は「007 カジノ・ロワイヤル」で就活コラム
2009-06-03 07:28:18
あと1006日目は「007 カジノ・ロワイヤル」で就活コラム
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007 カジノ・ロワイヤル
ジェームズ・ボンドに憧れるアナタへ、耳寄りな求人情報をお届けしたい。
ジェームズ・ボンドって誰?という方がいるかも知れない。
「007」だと説明して初めて「ああ、あのスパイ映画でしょ」という10代20代前半の若者に、ジェネレーションギャップを感じる。
「ああ、サイボーグ戦士のあれね」とおどけてみせる方は、若者を語るには既に苦しいはずだ。
今回の話は、スパイ映画の金字塔「007(ダブルオーセブン)」にまつわる話。
そしてジェームズ・ボンドとは、そのスパイアクションシリーズの主人公の名前である。
■イギリス諜報部の求人広告とは?
6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグのお披露目作となった『カジノ・ロワイヤル 』製作中にニュースサイトでも話題になったネタなので耳にされた方もいるかもしれないが、その存在自体が秘密とされてきたイギリス諜報機関(SIS―情報局秘密情報部。旧称MI6)が、創設から97年にして初めて、SISのWebサイトと新聞広告で「スパイ募集」の求人広告を出したという。
組織概要と募集要項は以下の通り。
【従業員数】
・・・約2000人
【募集の背景】
・・・国際テロ活動の活発化に伴い、事業規模および構成員の拡大を要するため
【仕事内容】
・・・海外における英国の安全と繁栄のために、情報収集活動を計画・実行すること
【応募資格】
・・・イギリス国籍を持ち、一方の親も英国人であること
・・・過去10年間のうち5年をイギリス国内で生活していること
・・・厳格な秘匿義務を遵守し、英国民に頼りとされる資質があること etc
更には、業務の性格上、3ヶ月から約半年程度の身辺調査期間が設けられ(選考はスピーディに行います、とはさすがにいかない)、配偶者や恋人以外にSISへの応募について口外してはいけないといった注釈も。
「007」デビューへの道は遠く険しく、そもそもイギリス人でなければならない、という条件からして、このコラムを読んでいる方で条件を満たす者はいないはずだ。
■ダニエル・クレイグの出世作!
さて本作『カジノ・ロワイヤル 』だが、ジェームズ・ボンドが00(ダブルオー)エージェントに昇格した最初の任務を描いている。
キャスティング発表当初は「金髪のボンドなんてあり得ない」「二枚目じゃない」と酷評されたが、『カジノ・ロワイヤル 』が公開されるやいなや、本国イギリスをはじめ007ファンやアクション映画ファンを唸らせて喝采された新ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ。
本作と、続く『慰めの報酬 』ともに既にDVD化されているので未見の方はチェックしてみてはどうだろう。
両作ともに、若きエージェントが諜報部員という仕事で葛藤するさまが描かれている。
※本エントリーは、某人材紹介サイトで2007年に連載していた映画コラムを一部改変したものです。
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2009-06-02 01:15:06
あと1007日目は三池崇史監督の映画「ヤッターマン」
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ヤッターマン 実写版
最近の邦画にしては珍しく現時点でDVDの発売日がリリースされていませんが、三池崇史監督の映画『ヤッターマン』のレビュー、忘れないうちに書いておきます。
■乙女チックな深キョン・ドロンジョなど、原作とのギャップも楽しみどころ
この映画化にあたって、またプロモーションでも何かと話題を振りまいていた深田恭子演じるドロンジョ様ですが、彼女のダイエットの成果と原作イメージに沿ったボンテージファッションで、男性ならず女性ファンも多く獲得したとか。
アンジェリーナ・ジョリーに出演オファーを出したり、事前ファン投票では杉本彩が選ばれたりとドロンジョ様のキャスティングは注目を集めましたが、実際には土屋アンナに打診がいったもののスケジュールが合わず、彼女が深田恭子を推した(『下妻物語 』つながり?)という経緯があったとか。
ヤッターマン1号とのラブシーン(?)では、「ヤンキー女子高生かっ!」というような純情路線で乙女チックな展開ですが、深田恭子が演じているから成立している気もします。このあたり原作ドロンジョファンの好みは分かれるでしょうね。
深キョンの声質が、本作にもカメオ出演している本家ドロンジョ様の声優・小原乃梨子(ドラえもんののび太の声もこの方)に似せて聞こえ、彼女のいつもの棒読み台詞も本作ではそれほど気になりませんでした。
トンズラーも原作とちょっと違って、演じるケンドーコバヤシのイメージが勝ってか力だけの単細胞キャラには見えない。
そんな中、ボヤッキーは秀逸。
演じる生瀬勝久の声は原作とは似ても似つかないのに、顔も体格も立ち姿もあまりに似すぎて一番のハマリ役。そんな生瀬ボヤッキーが女子高生の皆さんの山に埋もれる妄想シーンは必見です。
■原作ファンはマニアックに楽しめる、そうでない方も充分に楽しめる
原作全108話をもとに丹念に物語を構成した脚本家・十川誠志氏の力量と、キャスティングや海外展開も含めたプロモーションで圧倒的な集客動員を果たしたプロデューサーに拍手。
そして何より、原作ファン代表というスタンスで手加減ナシに撮り切った三池監督の手腕もお見事でした。
CGで描かれるメカ戦闘シーンは迫力満点。
ボヤッキーの「ポチっとな」で登場する「おだてブタ」や「びっくりどっきりメカ」も良い感じに映像化され、原作にどっぷり漬かっているコアファンならニヤリとするアイテムやシーンがふんだんに盛り込まれています。
メタリックにリデザインされたヤッターワンやドロンボーメカも格好良い。
ドクロベエ様と言えばドクロマークからの“お仕置き”の声しか印象に残っていませんが、映画で何とも言いがたい実態を現します。原作でも登場するエピソードがあるそうで、声優はそのままにCG+実写で再現されています。
オトナもコドモも楽しめる、というよりは良い意味で“オトナの悪ふざけをみんなで楽しむ”娯楽大作。
TV放映中の新版ファンと、旧作のファンが童心に返って楽しむ分には充分な出来だと思います。
タツノコ作品の次なる実写化、『ガッチャマン』にも期待が高まります。
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2009-06-01 00:12:35
あと1008日目はTRUCK FURNITURE「家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。」
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読書レビュー
ステキサイト
ビジネス
TRUCK FURNITURE/家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。 -MAKING TRUCK-(アスペクト)
ナガオカケンメイ氏プロデュースの「D&DEPARTMENT PROJECT 」に奥様と連れ立って赴いた際に、奥様への誕生日プレゼントにと手に取って即買いした1冊。
写真やページ構成などビジュアル的には彼女のため、でも内容はボク自身のために買ったような気がする。
一向に彼女はこの本を読む気配がないままにコーヒーテーブルに置きっぱなしになっていたのをチョコチョコ読み、写真もステキだが、テンポと言葉選びの良い文章と、題材となっている「TRUCK FURNITURE」を経営するふたりの生き様が琴線に触れ、半分ほど残していたページを一気に繰ったことを憶えている。
ついでにホームページ もチェックした。
※商品カタログにも登場するという犬の写真が、ホームページにもたくさんあります!要チェック!
この二人のように生きたい、と心底思った。
経営主のふたり、トリのような技術も、ヒリのような筋の通った価値観もないけれど、本当に自分たちが信じて愛しているもののために生き、人々に共感される何かを生み出したい。
漠然とだが、大きな感銘を受けた1冊。
いつか晴れた土曜日の朝に、ipodにご機嫌な曲をいっぱいに詰め込んで、リュックサックにいっぱいのスナック菓子を入れて、奥様を連れて車で大阪の店まで行こうと決めた。
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2009-05-31 23:58:33
あと1009日目はプロ野球シミュレーションゲーム三昧
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プロ野球チームをつくろう! 2
前回のエントリー でも書きましたが、ボクは↑を買うことに決めました。
何を意気込んでわざわざブログで宣言しているんだ、という感じですが、「再就職が決まったら」自分へのご褒美として購入します。
『プロ野球チームをつくろう』シリーズはセガサターンの元祖、野茂英雄が監修した一番最初のヤツを堪能して以来、10年ぶりです。
DS版の『1』から、セガサターンやドリキャス版当時の二頭身キャラに選手のグラフィックに戻っているみたいですね。プレイステーション版など、その後のシリーズの変遷はプロモーションサイトなどで傍目に眺めていたのですが、ポリゴンぐりぐりの八頭身CGはこのシリーズのイメージにそぐわないよう感じていました(好みは分かれると思いますが)。
八頭身CGと言えば前々回のエントリー にも書いたアーケードゲーム『BASEBALL HEROES制覇2008』がありますが、プレイするのを辞めました。
『プロ野球チームをつくろう!2』を買おうと決めた一因ですが、9イニングスまでの1ゲームを堪能するのに400円というプレイ料金は負担が大きい。
はじめて3週間ほど経過しましたが、かれこれ数万円を投じてしまっている有り様。
また、選手のトレーディングカードがプレイの度に付いてきますが、ある程度スタメンと投手陣が固まってくると無駄にカードばかりが増えてしまう。
私個人がプロ野球シミュレーションゲームを楽しむ一番のポイントは、勝負の勝ち負けよりも、選手やチームの成長を長期間のプレイによって満喫すること、にあります。
『BASEBALL HEROES制覇2008』だとその点経費がかかり過ぎるけれど、『プロ野球チームをつくろう!2』であればそんな心配は要りません。
という訳で、購入後にプレイして数日後、こちらのブログ上にレビューを改めて載せようと思います。
『ファミ通.com』の『プロ野球チームをつくろう!2』特集ページ とプレイ日記 でも読んで、仕事を決めるまでのモチベーションを高めます。
【追記】
“1日10分の球団運営”『プロ野球チームをつくろう!ONLINE2』 というWeb通信ゲームを発見してしまいました…ヤバイ。
2009-05-29 23:50:58
あと1010日目はゲーム雑誌の変遷について思うこと
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ゲーム
雑誌
マーケティング
前回「ゲームセンターも変わったなあ」という話を書きましたが、今回は「ゲーム雑誌」について。
先日、十数年ぶりに『WEEKLYファミ通』を買いました。
目的はWii版の『モンスターハンターG 』『モンスターハンター3(トライ) 』の情報です。
購入した6月5日号に『モンスターハンター3』の情報はなかったのですが、『モンスターハンターG』の攻略に数ページ割かれていました。
「うわ、PSPと大分画面が違うなあ」
「Wii版はプーギーがなついて後をついてきたり、アイテムを拾ってきてくれるんだあ」
なんて、すっかりWiiを購入したくなってまいりました。
『モンスターハンター3』は8月1日発売かあ…
あ、でもその前にDSの『プロ野球チームをつくろう! 2 』が欲しい。
これがあれば、『BASEBALL HEROES2008制覇』にお金かけなくてもいいなあ。
とまあ、『ファミ通』のページをぱらぱらめくっていて、ふと気付きました。
ゲームの紹介記事のひとつひとつにバーコードが…ケータイで購入って書いてあるぞ…
▲紹介記事にかならずバーコードがある(赤丸部分)
■1996年のゲーム市場と私
私がゲーム雑誌を定期購読していたころ、市場は熾烈な戦いをしていたように記憶しています。
『ファミマガWEEKLY』『ファミ通』『電撃スーパーファミコン』…
コンシューマー機のメインは、プレイステーションとセガサターン、任天堂はスーパーファミコンからNINTENDO64とゲームBOYに注力を移行していた頃の話。任天堂がちょっと出遅れていた感があったように記憶しています。
当時はセガサターンが大好きで、お気に入りのゲームばかりに熱中していました。
『ワンダープロジェクトJ』
『七ツ風の島物語』
そして『プロ野球チームをつくろう!』では、数年後にドリームキャスト版が出てもお金がなかった当時ガマンして、30年間チーム経営を続けるというプレイに熱中していました。
その頃にはゲーム雑誌は、たまに『ファミ通』をコンビニで立ち読みする程度。
『プロ野球チームをつくろう!』30年モードを約1年半かけてクリアした後は、演劇活動やらバンド活動やらアルバイトにと忙しくなって、いつしかゲーム熱も冷めて…という経緯がありました。
私にとっての“ゲーム雑誌の原風景”はその頃のものになります。
■雑誌とバーコードの関係
※QRコードはデンソーウェーブ社の商標登録なので、本稿では敢えて“バーコード”と表記します(広告業界人の性)。
何の話かというと“バーコード”について――。
いまやバーコードは認知され、出版不況でも勢いのあるファッション誌や、フリーペーパーやグルメ情報誌では必ずといっていいほどコレが付いています。
バーコードによってつながる雑誌とモバイルサイトの関係は、特に女性や20代以下をターゲットとしたメディアには切り離せないものとなりつつあります。
「ああ、その流れは当然ゲーム雑誌にも波及しているのだなあ」と、久々に手にしたゲーム雑誌を眺めて痛感した訳です。
各メーカーの直販サイトや出版社のゲーム販売サイトにリンクしていて、今の若い世代の子たちは携帯でゲームを購入する時代になったんだなあ、と。特定のビッグネーム以外、ゲームが売れなくなっているという話を耳にしたことがありますが、業界も工夫を凝らしているのだなあ。
きっと動画でプレイ画面を見ることができて、中にはモバイル版のお試しゲームが遊べるものもあるに違いない…
そう妄想を膨らませながらバーコードを読み取ったところ…
ただ単に、Amazonの商品リンクが貼られているだけのページでした。
というオチ。
いまや無料オンラインゲームが台頭し、ゲームセンターも頑張っているなあというエントリーを投稿した矢先、「おいおい大丈夫か、ゲーム雑誌」と不安になって「ファミ通.com」 をチェックしに行ったのですが…うーん…どうなんだろう?
皆さんはゲームの情報をどこで仕入れて、どのようにして購入しますか?
量販店?Amazon?
私と奥様は、近所のドン・キホーテで購入するのですが、最近のスタンダードをどなたか教えてください。
▲ファミ通WAVE DVD
▲ファミ通DS+Wii
▲アーケードゲーム専門誌なんていうのもあるんですね…「ARCADIA」
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2009-05-29 23:45:09
あと1011日目はゲームセンターの変遷について思うこと
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ここ最近、週1回のペースでゲームセンターに夫婦で通っています。
ゲームセンター通いなんて中学生以来、十数年ぶりのこと。
そもそも私は、TVゲームですら「時間ばかりとられて仕事や他の事に支障が出る」という理由で極力手を出さないようにしていたのですが…
ことの発端は、1年ほど前に妻がDSを買ってきたことに始まります。
私も付き合い程度に「脳トレ」系をやりはじめました。
その数ヵ月後、会社の忘年会だかの景品で当ててきたといってPSPを手にした妻は、「モンスターハンター」に手を出しました。TVのCMを見たことがあってプレイ時間が長いゲームであることを知っていた私は「RPGは勘弁」とPSPには触らないでいたのですが、「モンスターハンターを一緒にやってほしい。一緒にやらないとクリアできないところがある」とせがまれ、今年はじめにとうとう2台目のPSPを買うはめに。
週に1回なら、という制約で「モンスターハンター」を通信プレイ(?)し始めたのですが、これが意外と面白い。
私が楽しそうにゲームをやり出したことに味を占めたのか、今度は「メダルゲームをやりたい」と言い出すようになり、たまたま車で数分のところに大き目のゲームセンターが出来たこともあって、週末に足を運ぶようになったのです。
■メダルゲームに狂喜!
「面白いタイプのメダルゲームがあるらしい」と事前リサーチ済みだったらしく、案内されたゲームが『ガリレオファクトリー』。
レバー付きのハンドルをぐるぐるとまわしてメダルを飛ばす、という点が新しいらしく、旧来のメダルゲームしか知らなかった私にしてみたら、パチンコのようなスロット画面やボーナスゲームがあること自体新鮮で、しかもペアシートで5組10名(?)が遊べるようになっている筐体のスケールにもびっくり。
▲ぱっと見は大型のメダルゲーム機ですが、筐体上部のレール上にカラフルなボールがコロコロ転がっています。
▲JACKPOTに成功するとエリア内はボールだらけに、メダルも1000枚以上ジャラジャラと…
2枚目の写真の通り“ビギナーズラック”で大当たり、いきなりメダルを1000枚以上獲得することになって大いに楽しむことができました。
※ゲームの詳細は『ガリレオファクトリー』公式サイト でチェックしてください。
※公式サイトに『ガリレオファクトリー』を設置している全国ゲームセンターの一覧 があります。近所にあるか、興味を持たれた方はチェックしてみてください。
■トレーディングカード&オンラインゲームにも熱中!
メダルゲームと併せてハマっているのが、「トレーディングカード&オンラインゲーム」。
このタイプのゲームは種類が豊富で、ガンダムやら三国志やら麻雀もあればサッカーもあるのですが、私のお気に入りは『BASEBALL HEROES2008制覇』 というプロ野球もの。
ゲームが終わると選手カードが出てきて、12球団のお気に入り選手ばかりを集めた夢のチームが作れるという趣向。実際にボタンを押して球を投げたり打ったりすることなく、淡々と指示を出していくのですが、『ベストプレープロ野球』や『プロ野球チームをつくろう』に熱中した過去を持つ私にはまさにツボ。
▲画像をクリックするとゲーム画面が大きく表示されます
まだ始めてから3週間ほどですが、既にこのゲームだけに¥20,000-近く投入してしまいました。シリーズ4作目らしいので、もっとやり込んでいる方は多いかと思いますが…
結果、↓ご覧の有り様です。
■ゲームセンターの変遷について思うこと
長々と書きましたが、つまるところ何を思ったのかというと、「ゲームセンターの客層が少し変わったなあ」「客単価が上がったなあ」という2点。
前者は、プリクラやUFOキャッチャーが流行った頃も同様でしたが、メダルゲームコーナーに女性やカップル客が多いなあ、と。
『ガリレオファクトリー』をはじめペアシートを設けているゲームもあって、カップル率もそこそこ。お店のつくりやいくつかゲームを眺めてみても、女性やカップル客をターゲットにしているんだなあ、というものがチラホラ。
私の中学生当時、学生やらフリーター連中が殺気立って格闘ゲームばかりに興じていた時代と、明らかに雰囲気が違うと思った次第です。
で、後者の「客単価」について。
いわずもがな「トレーディングカード&オンラインゲーム」の種類の多さ。大型筐体が多いですね。
それでもって1ゲーム200円だとか、高いもので500円だとか。
トレーディングカードのコレクション性もあって、1回足を運ぶと平気で2000円くらい投入してしまう印象。
これらゲームセンター風景の変遷は、当然アミューズメント業界や各種ゲームメーカーがリサーとしてアタマをひねらせて試行錯誤した結果だと思います。
コンシューマーゲームが主流の時代にあって、アーケードゲームもまだまだ健闘している。
マーケティングって大切だなあ、マーケティングと企業努力次第で風景は様変わりするんだなあ、とつくづく感じました。