2009-06-26 11:49:46
あと982日目はディズニー最新作「Ponyo」予告編!
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ウォルト・ディズニー・ピクチャーpresents、スタジオ・ジブリFilm
あのアカデミー賞長編アニメーション賞受賞作『Spirited Away』のHayao Miyazaki最新作……
日本で大ヒットした『崖の上のポニョ』の全米公開版『Ponyo』が、今夏8月に上映だとか。
Gigazine などでも取り上げられていましたが、先ごろ米apple.comで公開されたものと同じモノがYouTubeに投稿されていました。
日本公開予告時に観た「ポ~ニョ、ポ~ニョポ~ニョ魚の子♪」というポップさは微塵もなく、海をテーマにした“スペクタクル・ファンタジー”という、批評家や大人受けも狙った(?)重厚な予告ムービーになっていますね。
★声優陣が豪華!ポニョはイメージどおり。
ポニョの声は、ハンナ・モンタナ=マイリー・サイラスの妹、ノア・サイラス。
日本版のイメージと変わらず、どこかたどたどしく愛らしいポニョの声になっています。
ポニョの声ポニョのお父さん、フジモトを演じるリーアム・ニーソンや、グランマンマーレ役のケイト・ブランシェットの吹き替えも確認できますね。
その他、ジョナス・ブラザーズのフランキー・ジョナス、『ボーン』や『オーシャンズ11』シリーズのマット・デイモン、『スター・ウォーズ』のクワイ・ガン・ジン役で人気となったリーアム・ニーソン、『エリザベス』『ベンジャミン・バトン』のケイト・ブランシェットと、とにかく吹き替え声優陣が豪華。
日本でもDVDが7月3日、Blu-rayが12月の発売予定だそうです。
★宮崎作品の海外公開タイトルは?
ちなみに、冒頭の『Spirited Away(神隠し)』は『千と千尋の神隠し』の英題。
その他、ディズニー配給された宮崎駿作品の英題は以下の通り。
『もののけ姫』…PRINCESS MONONOKE(もののけ姫)
『魔女の宅急便』…KIKI’S DELIVERY SERVICE(キキの宅配サービス)
『天空の城ラピュタ』…CASTLE IN THE SKY(天空の城)
→apple.com:『ponyo』公式サイト
→ディズニー:『ponyo』公式サイト
……ここ最近、映画の話題ばかりが続いていますが、今後もこういう状態が度々あるかと思います。
仕事が忙しいと映画の予告編散策の旅に出てしまう、ボクの悪いクセですね。
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2009-06-26 01:20:41
あと983日目はティム・バートン「不思議の国のアリス」に期待大!
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ティム・バートンが『不思議の国のアリス』に着手した、というニュースをボクが得たのは2008年8月のこと。
その後、徐々にキャスティングが明らかになり、撮影シーンの写真やジョニー・デップ演じるマッドハッターの写真が流出……と期待が高まっていたところ。
その『不思議の国のアリス』、新たなコンセプトアートとキャラクター写真の一部が公式に公開されました。
これらのキャラクター写真は、ロゴマークとともに作品ポスターとしてヨーロッパで開催されている「シネマエキスポ」で会場に貼られていたものと同じだとか。
このイベントでの発表にタイミングを合わせた情報リリース、ということですね。
▼コンセプトアート3点
「USA TODAY」や米「Yahoo!Movies」で画像公開されるやいなや、ネット 中で一気に素材が駆け巡っているのはティム・バートンファン、ジョニデファンの期待の現われでしょう。
★ディズニー名作アニメの続編ストーリー?!
本作は原題も『Alice in Wonderland』となっていますが、プロデューサーであるリチャード・D・ザナックのコメントをサイトから拾う限り、ディズニーの名作アニメ『不思議の国のアリス』の続編的位置づけになるのだとか。
17歳になったアリスが再び白いウサギに誘われておとぎの世界に迷い込む、というストーリーで、原作続編の『鏡の国のアリス』に近い設定のようです。
後は予告ティーザーなど映像を待つばかり。
全米公開は、2010年3月5日。
日本は4月に入ってからの公開予定……あと10ヶ月。
★ティム・バートン&ジョニー・デップ
エンタメ系ニュースの流れを追うと、ティム・バートンの新作映画、というよりは“ティム・バートン&ジョニー・デップの新作映画”という感じ。
でもマッドハッターはお茶会シーンだけ登場するチョイ役なので、出番は本当に少ないはず。
むしろ、白の女王役のアン・ハサウェイや、アリス役に抜擢されたオーストラリア女優ミア・ワシコウスカに注目するべきかと。
まあ、ジョニー・デップを取り上げるとサイトPVが上がるようで、海外のニュースサイトやエンタメサイトは彼の一挙手一投足を報じているかの様子。まあ、ボクもジョニデファンのひとりとして、その状況は嬉しいのですが。
“ティム・バートン&ジョニー・デップ”といえば、ジョニデの制作会社が映画化権を取得した『』、監督をティム・バートンにする意向だとかいうニュースも一部で流れていますね。
ホントに相思相愛ですこと。
2009-06-24 07:33:03
あと984日目はジョニー・デップがジョン・デリンジャーを演じる「Public Enemies」
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『Public Enemies』という映画が間もなく全米公開されます。
主演ジョニー・デップのプレミアイベント登場をハリウッド系サイトや映画ポータルが報じていますが、ジョニデ演じる「ジョン・デリンジャー」という人物をご存知でしょうか?
映画『Public Enemies』の舞台は大恐慌時代真っ只中のアメリカ・シカゴ。
この映画タイトルは、当時創設されて間もなかったFBIのフーバー長官が「ジョン・デリンジャーは“パブリック・エネミーのNO.1”だ」といったことに由来しているのですが、日本ではいかんせん馴染みが薄い。
同じフーバー長官が“アメリカの狂犬カップル”と揶揄した「ボニー&クライド」となれば、日本人でも歌詞や小説・ドラマなどでも耳にしたこともあるはず。聞き覚えのある方も多いでしょう。
大恐慌時代にボニー&クライドと並んでマスメディアを賑わせていた犯罪者が、ジョン・デリンジャー&デリンジャーギャングです。
★“パブリック・エネミー・NO.1”ジョン・デリンジャーとは?
ボクがジョン・デリンジャーを知ったのは、デアゴスティーニの昔懐かし『週刊マーダー・ケースブック』48号。
「伝説の無法者 -銀行強盗で殺人犯の男が庶民のヒーローになったのはなぜか?-』と題して彼を取り上げていました。
マーダー・ケースブックやその他書籍などで得た情報を要約すると、
◎「デリンジャーギャング」を率いて、数々の銀行強盗を引き起こした
◎銀行に訪れていた一般客の所持金は盗らず、血を流さない主義(実際には警官1名を殺してしまう)からマスコミや市民から義賊的賞賛を得ていた
◎刑務所を度々脱獄し、その都度マスコミに取り上げられ、逃亡する彼をかくまう市民も多くいた
◎密偵者の通報により、ギャング映画を上映していた映画館を出たところでFBI捜査官に射殺された
◎彼の死を悲しむ人々は多く、彼の墓石を削って持ち去る者が続出した
◎7月22日の命日には、彼を偲ぶイベントが今でも行われている
とまあ、公開前からネタバレになるのでこれ以上は具体的に書けませんが、脱獄のアイテム彼の最期など、映画のネタになりそうなエピソードに溢れています。
実際、これまでにも3度映画化され、今回の『Public Enemies』で4度目。
日本では全米公開から時間を置いて、2010年の正月映画としての封切りだそうです。
ちなみに前述の『マーダー・ケースブック』ですが、今なお根強い人気があるものの既に廃刊。
デアゴスティーニ・ジャパンを通じてもバックナンバーを購入することはできない模様で、ネットのあちこちで復刊希望や、ネットオークション情報が飛びかっていますね。
ジョン・デリンジャーの人物史については以下のサイトが詳しいですが、純粋に来年の正月映画を楽しみたいという方は読まない方が得策です。
→Wikipedia:ジョン・デリンジャー
→殺人博物館:暴力団>ジョン・デリンジャー(JOHN DILLINGER)
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2009-06-24 01:31:59
あと985日目はキャメロン・ディアスの「ウォーク・オブ・フェイム」について
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ニュース
動画
[シネマトゥデイ映画ニュース]キャメロン・ディアス殿堂入り!トム・クルーズ夫妻も祝福!!
22日、キャメロン・ディアスが、スターの証であるハリウッドのウォーク・オブ・フェームに名前を刻んだ。真っ白のワンピースで登場したキャメロンは、今回の殿堂入りを大いに喜んで、トレードマークのキャメロン・スマイルを見せた。
自分の名前が刻まれた星が歩道に加わることについて、キャメロンは実にキャメロンらしいコメントを発表、「みんなの足に踏まれることになんて、クールよね。これでみんなが、俳優は遠い空の向こうのスターなんかじゃなくて、みんなと同じように、地上に存在しているってことがわかってもらえるわよね」と自分は特別な存在ではないということをアピールした。
キャメロンを祝福するべく会場に集まった、友人たちの中には、トム・クルーズ夫妻、キャメロン主演新作映画『マイ・シスターズ・キーパー』(原題)のニック・カサヴェテス監督、同作で共演したソフィア・ヴァジリーヴァ、『イン・ハー・シューズ』のカーティス・ハンソン監督らがいた。
「BBC NEWS」、1分足らずのニュース映像ですが、拍手を送るトム・クルーズ&ケイティ・ホルムズ夫妻、キャメロン・ディアスの家族の姿も確認できますね。
→「BBC NEWS」サイトでのセレモニー映像
YouTubeにも素人撮影(?)の長めの動画がいくつかアップされていました。
★ウォーク・オブ・フェイムって?
「ウォーク・オブ・フェイム」について何となくしか理解していなかったので、この機会にと調べてみました。
◎1959年にハリウッド商工会議所が設立
◎コダック・シアターの立つハリウッド大通りを東西方向に、ヴァイン通りを南北に、約5km続く歩道に赤い星型のプレートが刻まれていてロサンゼルスに観光名所のひとつとなっている
◎2009年6月現在、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに刻まれた星の数は約2200。
ショービジネス界で活躍した人物に星が贈られるとのことで、映画業界だけでなく、音楽業界やTV、ラジオ、演劇にもジャンルが及んでいます。
ウォーク・オブ・フェイムに星を刻んだ著名人のリスト
[Feペディア]ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星の一覧
一覧を眺めると、「ミッキーマウス」「ドナルドダック」「白雪姫」「くまのプーさん」といったディズニーでお馴染みのキャラクターや、かえるの「カーミット」、スターウォーズの「R2-D2」(「C3PO」は選外?)、日本の特撮怪獣「ゴジラ」も登録されているんですね……夢があるなあ。
★ウォーク・オブ・フェイムの選考基準は?
サイトで方々調べて回った結果のまとめですが、
◎ファンクラブや、映画(あるいは音楽)スタジオも申込用紙で選考候補者を投票できる
◎毎年5月に候補選考を〆切って、6月に選考委員会で翌年の候補者20人を選出
◎上記をハリウッド商工会議所が承認して決定
◎セレモニーに出席して設置・管理費として15,000ドルを支払う
といった流れがあるようです。
当然、ハリウッド商工会議所が絡んでいるだけに“ロサンゼルスに貢献した人物” という観点も多少は選考に影響するのでしょうが、設置・管理費の15,000ドルは大抵が映画やレコード会社のプロモーション費で清算されるのだとか。
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今回のキャメロン・ディアスの殿堂入りに関しては、確かに実績も加味されてのことでしょうが、タイミングとしては今週末26日から全米公開される「MY SISTER’S KEEPER(原題)」のプロモーションが絡んでいるのは間違いないのでしょうね。
監督のニック・カサヴェテスも出席していましたし……
→MY SISTER’S KEEPER公式サイト (英語)
2009-06-22 04:16:44
あと986日目は話題のガールズバンド「SCANDAL」
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品川ヒロシがディレクターを務めたことでも話題を振りまいているガールズバンド「SCANDAL」。
先日ミュージックステーションに出ていたようで、Yahoo!ニュースでそのことを知りました。
女性バンド枠は、今現在ビッグネームがなく空き枠状態。
女子高生バンドの深夜アニメを最近やっていた模様で、ガールズバンドブーム再び?
古くはプリンセス・プリンセスやSHOW-YA、ちょっと前にはZONEやルーマニア・モンテビデオがいましたが、今はチャットモンチーがちょい失速してステレオポニーが出てきた激戦区のところにSCANDALが飛び出してきた感あり?
(最近のバンドはあまり知らないので、異論のある方は多いかと)
それにしてもSCANDALは、楽器ウマくなったなあ、と。
初めて彼女たちを見たのは2年前のイベントでしたが、確かドラムの子はまだ高校一年生だったはずだし、演奏も「ウーン…まあ話題性重視でこんなものか」と思ったものでした。
いつの間にかメジャーデビューしていたんですね。
もともとビジュアルも良く、歌は当時から割りとしっかりしたものでしたが、ちょっとメイクがケバ目になったかな?
今回YouTubeでいくつかLive映像を拾って観て、演奏力もステージングも向上していて素直に「カッコイイじゃん」と思いました。
※ミュージックステーションでは演出で雨を降らせているので、口パクで演奏もカラオケだと思う。
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SCANDALを改めて観て、昔、イカ天で「THE NEWS」という硬派女性バンドを観た時と同じようなカッコ良さを感じました。
そういえば、「THE NEWS」メンバーのテクノスタイルバンドと新宿のライブハウスで対バンしたことを今思い出しました……また、バンド演りたいなあ……
野外の夏フェスに毎年行くのですが、生でSCANDALの演奏を観てみたい。
日本の女性バンドって海外ウケが良く(海外で日本女性のファッションは先端を行っていると評価が高いとか)、同じ女子高生ガールズバンドで言えば、以前にフジロックのルーキーズに出ていた「オレスカバンド」は最近名前聞かないなあ。
2009-06-21 22:47:56
あと988日目は「JURASSIC FIGHT CLUB」
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恐竜
ゲーム
以前に恐竜型ヘッドライトを輸入雑貨屋で購入した話 を書きましたが、何を隠そうボクは20年強の“恐竜ファン”。
幼少期、夏休みといえば親に国立博物館や恐竜博に度々連れていってもらい、夢中になったのが恐竜の世界。
小学校高学年~中学生の頃にかけてはプロレスや妖怪に夢中になって沈静化していた恐竜熱が、映画『ジュラシック・パーク』で再燃し、高校・大学、更には社会人になっても恐竜に対する興味は尽きません。
といっても、奥様や周囲に恐竜に関して理解が得られず、わざわざ福井の博物館に足を運んだり、毎年欠かさず恐竜博に行く、といったことはありません。
最近はもっぱら、地味に恐竜関連のニュースを眺めたり、書籍を読む、という程度。
恐竜への想いはまたいつか別の機会に語るとして、今回は、そんな地味な恐竜情報探索の中で見つけた『JURASSIC FIGHT CLUB』を紹介します。
★恐竜VS恐竜の格闘Flashゲーム『JURASSIC FIGHT CLUB -TURF WARS-』
『JURASSIC FIGHT CLUB』という恐竜コンテンツ満載の海外サイトがあるのですが、その中に『TURF WARS』という、Flashで作られた恐竜格闘ゲームが今回のオススメ。
タイトルを直訳すると、“恐竜ファイトクラブ 芝地戦線”となるのでしょうか。
森林からやや開けた平地を舞台に、6頭の中から操作したい恐竜を選んで、鉄拳やバーチャ・ファイターさながらキーボードのシンプルなコマンド入力で3Dの恐竜が白熱のバトルを繰り広げます。
操作はシンプルで難易度も低く、ヒマ潰しには丁度良いと思われます。
TURF WARS GAME
選べる6頭は、マジュンガサウルスの雌、雄、T-REX(ティラノサウルス)、ステゴザウルス、ユタラプトル、パキリノサウルス……一般人には馴染み薄いのばかりだなあ。
それぞれに「OFFENCE(攻撃力)」「DEFENCE(防御力)」「SPEED(敏捷性)」のパラメータが設定されています。音楽も、映画サントラに収録されているようなオーケストラ風サウンドで迫力満点です。
Flashゲームの他にも、『JURASSIC FIGHT CLUB』ならではのコンテンツがこのサイトには溢れています。
英語ページしかないのが残念ですが、「DINOPEDIA」という恐竜図鑑には恐竜だけでなく古生代の哺乳類や魚類について詳しく解説され、「DOWNLOADS」からは壁紙やアイコン、コミュニティサイトMySpace用のSKIN(デザインテンプレート)がダウンロードできますね。
★そもそも『JURASSIC FIGHT CLUB』って何なの?
実はこの『JURASSIC FIGHT CLUB』、恐竜ファンの間では有名な、アメリカ「ヒストリーチャンネル」の番組タイトル。
法医学や最新の学説をもとにCGで再現した恐竜同士の闘いを、毎回1Fightずつ放送すると言うもので、ひと頃YouTubeに投稿されたものをよく眺めていました。
例えば、北米の地を舞台にしたT-REX VS ナノティラヌスだとか、マジュンガサウルスの雄雌での闘いだとか……極めつけは全12回の最終話、T-REXとナノティラヌスが再戦する中、これまで登場した様々な恐竜が出てきて壮絶な死闘が繰り広げられる中、隕石が飛来して全滅という……
こんな番組に興味持つのは、本当に恐竜好きでもなければ、学者かCGクリエイターくらいでしょうね。
日本語版のDVD、出ないかなあ…
→恐竜・動物・海洋生物フィギュア
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2009-06-18 15:43:44
あと990日目は「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」で就活コラム
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マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
★あなたの心の魔法が、あなた自身を色鮮やかにする
おもちゃのカタログから商品が飛び出し、大小さまざまなスーパーボールが跳ねまわり、紙ヒコーキは永遠に店内を滑空しつづけ、フリスビーが大好きな恐竜や傍若無人なシマウマが同居するこのおもちゃ屋は、いつも大盛況。
この店のおもちゃは大人も子供も魅了する。
創業113年、243歳のマゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)がオーナーを務める“不思議なおもちゃ屋”はワンダーランドだ。
■不思議なおもちゃ屋は、関わる人々すべてにドラマを与える
街のおもちゃ屋がすっかりとナリを潜め、TVゲームの2D・3D世界ばかりが見せかけのマジックで子供たちから活力を奪い続けている昨今、この作品は、就活や、仕事や、人生に活力を与える「魔法」に満ちている 。
本作は、マゴリアムおじさんという名の年老いた店主の引退と後継を描いた物語である。
子供たちに夢を与える魔法のおもちゃを発明し続けてきた彼は、天才肌の公私混同型クリエイタータイプ。請求書や書類の整理をほっぽらかして長年ろくに経営に取り組んでこなかったが、彼の“仕事”は子供たちに最高の夢を与えてきた。
本作は、モリー(ナタリー・ポートマン)という少女の挫折と再生を描いた成長物語である。
一流のピアニストになる自信を失くしたエリート落ちこぼれタイプの彼女は、おもちゃ屋での仕事を通じてマゴリアムおじさんの軌跡と奇跡に触れ、自分自身と夢を信じる心を取り戻したはずだ。
本作は、仕事一筋の経理士ヘンリー(ジェイソン・ベイトマン)と、友達のいないエリック(ザック・ミルズ)の物語でもある。
ヘンリーは、不思議なおもちゃ屋の財務整理と相続管理を担当する最中に、手堅い仕事だけでは得ることのできない、人との心の交流に目覚める。 エリック少年にとって不思議なおもちゃ屋は、彼の隠れた才能を開花させる大切な場所だ。
本作は、おもちゃ製造に勤しむ無骨な職人男が、人知れず何年にもわたって地下室で綴りつづけている物語そのものかも知れない。
■信じる心は何事においても魔法の力となる
そんな彼らのよりどころであるおもちゃ屋も、マゴリアムおじさんが店を後任に託すことを知って、魔法の効力を次第に失っていく。
終盤、生命の息吹を失ったおもちゃ屋がすっかり色褪せた瞬間、ポップでスタイリッシュな本作の映像美に初めて気付かされることだろう(冒頭からあまりにカラフルで、美術装置も凝っていたために目が眩んでいた)。
モリーの「信じる心」を魔法に、モノトーンのおもちゃ屋が文字どおり色鮮やかに蘇るさまは、ただただ「ステキ」のひとことに尽きる。
惜しむらくは、せっかくのキャラクター設定や成長の様が消化不良のままに幕を閉じてしまうこと。
モリーやエリック少年、ヘンリーの“今後の成長と仕事ぶり”に夢を託し、あなた自身の職場や人生にも「魔法の奇跡」があることを願う ばかりである。
いずれの作品でもややも背伸びの感あるナタリー・ポートマンだが、この作品では早熟だった才女の葛藤を等身大で演じていて一見の価値あり。
※本エントリーは、某総合求人サイトで2008年に連載していた映画コラムを一部改変したものです。
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