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2009-05-24 23:58:25
あと1015日目はモンゴル火鍋しゃぶしゃぶ「小尾羊(シャオウェイヤン)」
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グルメ
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その昔、モンゴルの大軍が勅勒川一帯に遠征した際、ある博学多才な僧官が従軍していました。
彼は医学のみならず天体気象観測、戦術戦略にも精通していました。
そして、兵士の士気を高め、医療に尽くしたため、「神僧」と敬われていました。
「神僧」は秘伝の医学を研究し、これにモンゴル草原の特性を結びつけ、ある独特なスープを使った羊肉の鍋料理を作り、将兵たちに食べさせたのです。
この独特なスープで煮た羊肉の味は素晴らしく、また、滋養にも非常に富んだものでしたので、これを食した将兵は、心身とも病むことなく健康になり、戦場を万里駆けるも疲労を知らず、向かうところ敵なしとなったそうです。
このスープが、その後モンゴル大草原の牧畜民に伝えられ、千年来、「神湯」としてモンゴル民族に受け継がれてきたのです。
いきなり何の話を引っ張り出してきているのかというと、今回のエントリータイトルにあるモンゴル火鍋の店『小尾羊』のメニューに記されていた「小尾羊火鍋の由来」について。
文章は更に続く。
「兵士がかぶっていた兜が鍋、軍馬は炭、神僧とスープ、小さい尾の羊」。
私達が研究・開発する『小尾羊』は、勅勒川草原、父なる山々、母なる河畔、ゴビ砂漠など、重厚な歴史的文化をその中に留めています。
「小尾羊」火鍋が受け継いでいる“神湯”とは古くから伝えられている調理法をもととして、これに民間に伝えられている伝承を取り入れ、さらにチベット、漢方の食理論を結びつけて作られたものです。

▲これが“神湯”。3色のコントラストで、目にも舌にも楽しい。
親類縁者ではグルメで通っている奥様の両親から“鍋のおいしい店”として薦められていた同店の池袋店に、今日ようやく足を運びました。
モンゴルなのか中華なのか韓国料理店なのか、店内の雰囲気はその方面に疎い私には判然としませんでしたが、日曜晩で5割方の席が埋まっていたのは“やや盛況”と見受けられます。
店員さんの対応は迅速。
テーブルの上の呼び出しボタンを押すとすぐに来てくれます。

▲池袋店店内の中央には大テーブル(ホームページ参照)

▲個室席もあるようですね。
\2,980の三味薬膳スープしゃぶしゃぶ食べ放題コースをチョイス。
ラム肉・牛・豚・鶏の4種しゃぶしゃぶ肉に、鶏つみれ、野菜10種、二色麺(卵麺/クロレラ麺)、ライスがお変わり自由というもの。

▲“神湯”には約60種類の漢方薬、野草、調味料などが調合されてい。
ホームページによれば、赤いスープは『麻辣紅湯』(マーラーホンタン)といって「カプサイシンが新陳代謝を促し、脂肪燃焼、ダイエットに効果的」とのこと。これがとにかく辛い!
茶色がかったキノコ風味のスープが『ヘルシー山珍湯』(サンチンタン)で「生活慣習法の予防効果、ガン予防効果」がありとか。白いスープが『コラーゲン白湯』(パイタン)で「ふっくら、プルルン美肌効果」だそうです。
味はまあまあ、ですね。
安い食べ放題メニューを注文したために、おそらくは肉もあまり良いもののチョイスではなかったかと思われ。奥様の両親いわく「最高級ラム肉がとにかく美味い」とのこと。次回、財布にゆとりのある時にチャレンジします。
でもスープは滋養に良さそうだし、身体もしっかりと温まります。
今朝になってあれほど辛かった咳もおさまり、微熱で体調不良だった奥様も復調したとか。
モンゴル火鍋の効果あり?
今後も、体調が悪い時などに敢えて足を運びたいと思う一店でした。
★食べログの『小尾羊』池袋店のレビューページはこちら
★『小尾羊』のホームページはこちら。
ドメインが「syabusyabu.net」というところも強気だが、“全世界700店以上を展開する、本格薬膳蒙古火鍋しゃぶしゃぶ(モンゴル風しゃぶしゃぶ)の専門店”という規模もなかなかのもの。